消えた同級生【玩具の女編】

太門さんが目をつぶり、しばらく深呼吸した後ゆっくり目を開いた。

「そう、お前は俺達が15の時に出来た子供だ。」

やっぱり…

「蒼湖と、碧依。俺と星子の子供だ…」

「何で隠してたの!?まだあるんでしょ?」

「碧依…聞いてほしい…
今はまだ言えない」

「な、何でよ!」

「お前の為だ…」

「違う!私の為なんかじゃない!自分の為でしょ!?知られたくない事を隠してるんじゃない!」

「今はまだ言う時じゃない…」

「じゃあ、いつなら言えるって言うのよ!私の為だって言うなら、今教えてよ!」

「今の事件だ!」

「え?」

「今の、蒼湖の事件が解決したら、全部話す。ただ、この事件が深く関係してるから、今は言えないんだ。」

「そ、そんなのって…」

「…碧依、小学生の頃、俺に何て言ったか覚えてるか?」

「え!?」

「お父さんとお母さんと遊園地に行きたいって言っただろ?」

「…え…」

「俺は必ず約束は守る。だから、今は我慢してくれ…事件が解決したら、必ず話すから」

真剣な顔に、頷くことしか出来なかった…