消えた同級生【玩具の女編】

「お前!碧依に何にもしてねーだろうな!」

「太門!そしたら電話なんかかけてこないでしょ!」

すでに玄関から騒々しい声が聞こえる…

バタバタと足音が聞こえ、部屋に太門さんが入って来た

「碧依!何でここに!?何かされてねーか?」

「されるわけないでしょ!馬鹿じゃないの!」

「馬鹿って!人が心配してるのに〜!」

私は太門さんの顔を見上げた。

「何を隠してるの?私に…」

太門さんの表情が真面目になる

「私は…蒼湖と双子なの?太門さんとセイコちゃんの、15の時の子供なんでしょ?」

太門さんが目をつぶり、小さいため息をついた。

「一体どこでそれを?」

「太門さんの…後輩の人が歳を…太門さんは32だって。だから卒業アルバムを探して…そしたら、セイコちゃんも写ってたから…」

太門さんが私を黙って見つめる。

「私達はよく似てるから…双子じゃないかって、寒河江が…」

私は緊張のせいでかなりしどろもどろだった…