消えた同級生【玩具の女編】

「お前には聞く権利があるだろ?」

「私に!?」

「親子だろ!?遠慮しないで、ぶつかれ!」

寒河江…

そう言うと寒河江は突然立ち上がり、固定電話に手をかけた。

「…もしもし、寒河江と申します。今、碧依さんが家に来ています。」

寒河江、もしかして…家にかけてる!?

「はい、住所は…」

私は口を開けたまま寒河江を見続けた…

「今から来る」

「ほ、本気で?」

「膳は急げ…だろ?」

私は寒河江を睨んだ。心の準備を、カップラーメンの如く急がなきゃならないなんて!

私はため息をついて、仕方なく腹をくくった…

でも、寒河江の判断は正しかった。

きっと、準備してからとか言ってたら、逃げたくなる。

私は逃げたくなる。二人から…

そうしたら、修復不可能になったかもしれない

寒河江は正しい…




ピンポン

チャイムが鳴って、寒河江が立ち上がった。