消えた同級生【玩具の女編】







ピンポーン、ピンポーン…

何度も震える指でチャイムを押す。

最近、衝撃的なことばかり…

助けてほしい…


彼に…

「どうした?」

「…何度も…ごめん…」

「真っ青だぞ…」

「大丈夫」

寒河江はゆっくり私を部屋に案内してくれた。お風呂の後だったみたいで、廊下に湿った温かい空気と、シャンプーの匂いがした。

「ホント、ごめん…」

「気にすんな。どうせ、俺も暇だし…」

「お母さん…だったよ…
私達はやっぱり…双子なんだろうね。でも、その事は知ってはいけなかったみたい…」

私がポツリポツリ話し出すのを、また寒河江は黙って聞いてくれた。

「あの太門さんが…あんな顔…あんな怯えた顔をするなんて…よっぽど知られたくない事なんだ…」

私は両手で顔を押さえた。

「私…どうしたらいいんだろう…」

「………」

「知ってしまったら、どうしたらいいの?」

「聞けよ、全部…」

「え?」