消えた同級生【玩具の女編】

太門さんはきっと上手に嘘を突き通す…私はそんな風に考えていた。


セイコちゃんならごまかすことなんて考えてないだろう……

「…え!?」

セイコちゃんは明らかに動揺した表情で私を見た。


私達はしばらく見つめ合った。



このまま、何も知らなかったフリを続けるなんてできない

聞いたらもう、引き返せないところまで進んでしまう…


でも!!


「蒼湖の…お母さんなんですよね…?」

セイコちゃんの顔色が真っ青になる瞬間を、私は見てしまった。



「…な、何で?誰から聞いたの?」



「………」

私は俯いた。傷つけるつもりじゃない…ただ、知りたいだけ…

一度目を閉じながら大きく深呼吸をし、勇気を振り絞ってセイコちゃんを見つめた。

私の…

「…私の…お母さんですか?」

ガシャーンとセイコちゃんの手からお皿が落ちた。

その手は大きく震えている…