消えた同級生【玩具の女編】

「何かを隠してて、バレる危険があったとしても…それでもお前に会いたいんじゃないのか?」

「私に?」

寒河江が頷いた

「お前が二人を好きなように、二人もお前が好きなんだろうよ。何か事情があって、隠さなければならないことがある…」

「そう?そう思う?」

「お前、幸せなんだろ?」

「うん…」

「アイツ、大事にしてくれてるんだろ?」

「う…ん…」

涙が溢れてきた…

「お前の為に何かを隠さなきゃならないんじゃねーのか?お前を悲しませない為の嘘じゃないのか?」

「そうかな?」

「大丈夫だ…」

寒河江が頭に手を置いたから、涙が止まらなくなった。



お父さんは、子供の頃からずっと優しくて、温かくて、忙しくても側にいてくれた。



子供っぽくて、アホっぽい情けないところもあるけど、カッコイイお父さんが自慢だった…



お父さんは私に何を隠してるんだろう…


私が悲しむ事?








お父さん…