消えた同級生【玩具の女編】

寒河江があまりに優しく黙って聞いてくれるから、私は甘えてしまいたい衝動に駆られてしまう

「太門さん、歳をごまかしてるの…自分は39だって言うんだけど、本当は32なの。それを卒業アルバムで見つけて…」

「うん」

「それと…太門さんには恋人がいて、事件で知り合った女の人で、綺麗で優しくて、私も大好きなんだけど…」

「………」


涙が喉に詰まって上手く話せない

「…二人はずっと前から知り合いだった…



二人はここの同級生だった…」

寒河江の顔が驚いた表情をした

「…彼女を、寒河江も知ってる…」

「俺が?」

私は頷いて話を続けた。

「彼女は…



彼女の名前は、如月星子。



蒼湖のお母さん…」


「…蒼湖の母親…?アイツの彼女が…!?」