消えた同級生【玩具の女編】

「え?…あ、ずるい!私寒河江の話しは聞いてない!」

「俺は別に…ただ蒼湖を見かけて、追いかけたらもういなかった。20分くらい探し回ったけど…」

「蒼湖は…寒河江にも何か伝えたいことがあるんだね…」

「闇に引きずり込みたいだけじゃねーの?」

「だったら私に寒河江を殺せって化けて出て来るって!」

「それもそうか…」

二人で受話器越しに笑った。

「ま、いいや。とりあえずサンキュー」

「あ、この電話じゃなく、次からは携帯にかけてよ!FAXある?今送るから…
この電話、太門さんも出るかもしれないし…」

「あ、あいつと住んでるんだ…」

「言っておくけど、同居だからね!」

「わかってるよ。親戚なんだろ?」

「そう。だから携帯に頼むよ…」

「わかった」

私達は電話を切った。

私は急いで紙に携帯番号とアドレスを書き、連絡網の寒河江の番号にFAXをした。

なんだかウキウキした気分で…

送信が完了し、私がドライヤーを持ってまた部屋に戻ると電話がまた鳴り、FAXが届いた。

私が書いた字の下に、寒河江が同じ様に書いて送り返してくれたのだ!

嬉しい!!