消えた同級生【玩具の女編】

俺を…連れて行くんじゃないのかよ…蒼湖!

辺りを見回しても人の気配は無く、雨が無情にも降り注ぎ蒼湖がいた痕跡をすっかり流していた。








パッと目を開けた。

身体が冷たかったからだ…

ベットの上でついうたた寝をしていたらしい…

そうしたら、なんて事!

窓から入ってくる大量の雨に、服がびっちょりと濡れている。

「ちょ、ちょっとー!!」

私は慌てて窓を閉め、急いで新聞紙とバスタオルを持って来て窓と布団を拭く…

「あんまりだー!もう!」

イライラしながら服を脱ぎ捨て、下着のままドライヤーを布団に当てていた時だった

プルルルルル…

家の電話が鳴り出す。

「こんな時に!!」

私はドライヤーを止め、片手に持ちながら近くの子機を掴んだ。

「もしもし!」

「あ…悪ぃ…寒河江だけど…」

「え!?」

私は思わずドライヤーを落としてしまった