消えた同級生【玩具の女編】

「はあ?」

「大事な話がありますから」

「蒼湖との淫行の件ですかー?」

「そうです」

俺が驚いて先生の顔を見ると、先生はいつも通り穏やかな顔をしていた。

先生は大人だった…いつも…




俺が教材室に入ると、先生が倒れる音が聞こえ俺は慌てて近づいた。

先生は具合が悪いのか汗ビッショリで、青い顔をしている…

な、なんだ?

「せん、せい?」

先生は辛そうにこちらを向いて、無理な笑顔を作った。

「やあ、すまないね。ちょっと目眩がして…」

「は、話しって何だよ…」

「ああ…蒼湖さんの事です。あなたがちゃんと守ってあげてください…」

「はあ?あんたが守れよ!俺は関係ないだろ!?」

「関係ありますよ…あなたは蒼湖さんの事好きじゃありませんか…」

「それをあんたが横からかっさらって行ったじゃねーか…」

「…あなたは子供ですね…」

先生が辛そうながら馬鹿にしたようにクスリと笑う。

「もし噂が本当なら、あなたはもう蒼湖さんを愛さないんですか?私から奪って自分が幸せにするとは思わないんですか?」