消えた同級生【玩具の女編】

「緋色!」

「帰れよ!」

俺はその時、瑠璃の言っている意味が理解できなかった…いや、理解しようとしなかった。

蒼湖は俺を裏切って、他の男に抱かれて汚された。

そう決めつけていた。








「待って寒河江!どうして朝から口きいてくれないの?私何かした?ねえ何?」

「うるせえ…近づくな!」

「何で?どうしたの?」

涙目で不安そうな顔…

でも俺の心は冷め切っていた。

「汚いんだよ。伝染るから近づくな…」

「待って!寒河江!!」




噂は瞬く間に広まっていく。

社会科室で、教師と生徒の淫乱授業…

みんなが蒼湖を指さして囁く

それを広めたのは





「寒河江、信じて!違うんだってば!誤解なの…みんなが信じなくてもいい!寒河江だけは信じて欲しいの!」

蒼湖は何回も俺の所に来ては言い訳の連続。

俺は次第に残酷さが増すようになっていた

「先生の次は俺かよ…ずいぶん男好きだな!」

軽蔑や侮辱を繰り返した。

俺は裏切り者の汚れた女をどうしても許せなかった。