~翔也side~

『あ~、だりぃー。』
『お前はいつでもダルそうじゃねぇーかよ!』
『おれ、入学式サボるわ。』
『ご勝手に』
まじ、眠いわー。
『おい。おい!起きろよ翔也!』
『んだょ。』
『あのふたり見てみろよ。可愛くね?』
『あ゛ぁ?』
この時俺は一目惚れしてしまったんだ。
女を作る気が俺はコクってきた女をかたっぱしから断っていた。
『おい。おーい!聞こえてるかー?』
『聞こえてるよ!名前何て言うの?』
『え!』
『だからあいつら名前何て言うの?』
『おまっ、興味あんのか?』
『ちょっ、気になっただけだし』
『さぁ、俺もしらね?』
『1年ぽいよな?』
『だな、1年だ』
『……』
『そうかそうか、ついに翔也にも春が…』
『んなわけねぇーよ!!!』
『おぃ、声でけーよ!』
『お、わりぃー』
『名前聞いてこよーか?』
『まじ、よろしくな』
『ちょっ、待ってろー』
『ほーい。』
颯斗も気が利くじゃねーか。