①入学式

~柚海side~

『ふぁ~。よく寝た!』
今日は高校の入学式である。
『おはよう♪』
『おはよう♪ご飯できてるわよ』
『うん。ちょっと待ってね!』
今日は入学式だしなー。いきなり目つけられたら困るからうすメでいこっーと。
うん、このぐらいなら平気!
髪の毛はどうしょーう。
おろしていこっ!
『いただきまーす!』
『柚海。真琴ちゃんと同じ学校なの?』
『うん!!一緒になれたんだよ!』
『よかったわね!一緒に行くの?』
『うん。あ、もうでなきゃ!』
テクテクテクテク。
指定のローファーなんだよね!
『いってきまーす!』
『いってらっしゃい!』
『ゆ~うみっ!!』
『あ、まこちゃん!早いね!』
『ぅうん。今来たとこ。』
『クラス発表気になるし早く行こっ!』
『そうだね、ってクラス発表は入学式終わってからだょ!』
『あれ?そうだっけ?エヘヘ』
『もぅ柚海は天然なんだから。可愛いのにもったいない!』
『可愛いのにはよけい!かわいくないかなぁー!』
『でもほんとだょ!』
『そんなことないっ!早く行こっ!』
『はいはい、鈍感娘♪』
『……。まこちゃんのばかぁぁあああ!』
『(ゎらゎら)嘘だょ!ごめんねゅぅちゃん?』
『しょうがないなぁ。まこちゃん大好きぃぃいいい!』
『おい、なんだよ。ったく、あれ?もうついた?』
着いたのは立派な門の前。
『うん。ここが学校だょ!おっきいね!』
私たちは今日から超エリート学園に通うんだ!
『ねぇまこちゃん。』
『ん?どうしたの?』
『なんかまわりの人たちみんな私たちのことみてるょ?なんか変かな?私たち…』
『フフフ』←わかっている
『なんで笑うのー!』
『なんで見てるんだろ?わかんないょー(o≧▽゜)o』
『絶対まこちゃんわかってるー!』
『うーん、わからないなー。なんでだろー?』
『もういい!早く体育館行こっ!』
『そうだね!(o≧▽゜)o』
天然で鈍感な私にはわからないよーだ!
はぁー、にしても広すぎて迷うなー!
『まこちゃん、ここどこ?\(゜ロ\)(/ロ゜)/』
『私がわかると思う?』
『思わないです……』
そしてやっと体育館についたー!
『早めに家を出てよかったね!』
『うん。だねぇ!』
この時はまだ何がこの先起きるか知らなかった。