「…やべぇ、超かわいい。」

「お前まじキモいから。」
俺は松村陸。
莉子に恋をしていた。そう。
ずっと前から。


「涼汰も思わねぇ?!」
「俺、そーゆんの興味ねぇし。」

「あっそー」
涼汰はモテるのに
全然自覚ないし。

まあ、俺にとっては1番の親友だけどな。


莉子に会ったのは一年前。
隣のクラスで

笑顔が可愛い子だな、って
いつも見てた。

今年になって同じクラス。
莉子は見かけによらず、性格も良くて
「反則。それ。」って
声に出して言っちまいたかった。


俺のものにしたくなる。
俺だけの莉子を。