あたしの足が近くにあったバケツに引っかかり音を立ててひっくり返った。 ......終わった...。 「だ、誰!!?」 女の人はビックリして声を上げる。 「気にすんなって。」 「で、でも...」 「ったく。誰だよこんな良い時に...」 コツ...コツ... ぎぃやぁぁぁぁ!!? 男の人がこっちに向かってくる。 ど、どどどどどーしよう!? 今さら隠れても見つかるし... あわあわ... あたしはというと、もはや半泣き状態。 男の人の足音は、だんだんと近くなるばかりで...