衣替えをし終わった制服の襟元をパタパタさせ、暑さに必死で対抗しているみのりをよそに、数歩前の男女たちはたのしそうに談笑している。
みのりは混ざりたくない気分ではあったが、とりあえずはそのグループを見据えている。
目で追っているのは、ただひとりだったが。
みのりは混ざりたくない気分ではあったが、とりあえずはそのグループを見据えている。
目で追っているのは、ただひとりだったが。
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