その静寂はある音によりなくなる。 “トットットッ…” 足音だ。 しかも走っている。 「月華ぁ~!」 あの声は平助のものだろう。 何も言わずに出てきてしまったからな… 早く行かないと他の隊士達が起きてしまう。 「平助」 私はできるだけ足音を立てずに走り私の姿を探しているであろう平助に声を掛けた。 「月華!!」 「ごめんね、急にいなくなって」 「本当だよっ、心配したんだから…」 はぁ~と溜め息をつきながら座り込んでしまう平助。 本当、申し訳ないことをした。