その言葉が嬉しくて彼の頬に口付けた。
一緒にいたい。
けど、それはできない。
互い触れるだけの口付けをして着替えた。
「もう、時間だ…月華」
私の名を呼ぶとまた口付けてくれる。
何度も、何度も…
「今は離れってけど、絶対隣に帰ってくる。」
「うん」
「じゃ、な…?」
「うん」
「月華…」
「うん?」
「愛してる」
「うん、愛してる」
最後に口付けて私達はその部屋を後にした。
その後外で待っていたススムと合流して屯所に戻った。
皆にありがとうって言ったけど皆何が?って顔をする。
そんな皆の優しさにまた泣けた。


