「お前等は先に屯所に戻っていろ!!
他五人は俺について来いっ」



「「「はいっ!!」」」



また二つに分かれて走り出そうとした、が…




「ヒャッハハ…追ってきて正解だぜ…
こんなにも人がいる。」



「組長!
多分そいつ等あいつと戦っている奴の仲間ですっ」




後ろから隊士が叫ぶように俺に伝えてくれる。



「悪いけど、今あんた等に構ってる暇ねぇんだわ、そこ、通してくんない?」



「あぁ?!
嘗めてんのか?!」



怒りを露わにした不貞浪士共が刃を振り上げる。



「おせぇっての!」




「うおっ!」「ぐぎゃぁ」「うぐっぉ」




三人いた奴等は次々に倒れていく。



意識はないようだ。



「悪い、こいつも屯所に連行してやって」


「はいっ」