赤い糸の約束









ニコっと微笑んだ彼女の言葉は私の心に深く響いた。



そうだ、皆は私を信じてくれている、なら、



私は皆を導かなくては…




「時間がない。行くぞ」



「「「「「おぉ!!」」」」」




大丈夫、私には皆が、彼女がいる…










明かりが灯った池田屋の戸を高く上げた足で蹴飛ばした。




その物音が合図かのように。






「会津藩おあずかり、新撰組である!御用あらためる!!!!!」






明かりは消え、刀のぶつかる音が響いた。












近藤side*end