「何があったのかはわからん…が、
心配するな。副長はお前を悪いようにはしないさ」
その言葉に渋々ながらも頷き斉藤さんに抱き上げられたまま土方さんの部屋へ入った。
「失礼します、斉藤と遠藤です」
「遠藤?!」「月華?!」
土方さんとは違う声…
この声、
どうしよ…こんな姿見せたくない
なんて願いは届かず斉藤さんは土方さんの部屋へはいった
「お前っ…そのかっこう!!!!!」
着崩れた姿を見て彼は声を上げた。
そして何故かキッと土方さんを睨み胸倉を掴んだ。
「何してくれてんだよ!」
そしてその硬くした拳を土方さんに振り落とした。
「平助!」
もう一度振り上げる平助の腕の飛びつく。


