また始まる一週間。 「…めんどくさい。」 思っていたことが口から出てしまった。 大体何で学校なんか行かなきゃいけないわけ? まぁ義務教育じゃないから行かなきゃいけないわけじゃないんだけど。 心の中でこの世の中に文句を言いながら布団から出て支度を始めた。 「千宙(ちひろ)ー!早く起きなさい!」 1階でお母さんが叫んでる。 月曜からパワフルだなぁなんて思いながら私も大声で返事をする。 「今準備中ーー!!」 私は教科書を鞄に詰め込んで急いで階段を駆け下りた。