最悪な1日から数日、私はいつものようにつまらない日々を過ごしていた。

「ねぇ千宙…。」

「ん?」

次の授業の準備をしながら返事をする。

「……。」

返事をしても黙ったままの花乃が心配になって顔を上げると深刻そうな顔をした花乃と何かを考えてるような真維と梓桜が立っていた。

「どうし──」

「ごめんね。」

私の言葉を遮って花乃が言った。

「え?何が?」

何で謝らてんの?私。

「つまんなかったでしょ。花乃達といて。」

わかんない…何が…何が起こってるの…?

「そんなことないよ。」

「嘘!。だっていつもつまらなさそうにしてたじゃん。」

そんなことない…そんなことないよ…。

「もういいよ?無理しなくて。」

…?何を言ってるの?
無理なんてしてない。

「花乃、行こ。」

「待っ…違う…。」

違う…楽しかった…

つまらないなんて思ったことない…。

ただ…3人は幼馴染だから…

後から入った私が一緒にいていいのかな…ってそう思ってただけなの…。

待って…待ってよ…。

花乃…真維、梓桜……。