「星花」 「なーに?」 「くま」 「…くま?」 ぐにっ 頬をつねられた。 痛ぁ… 「寝不足だろ最近」 「そ、そんなことないよっ!」 ぐににっ またつねられた。 痛いなあっ 「痛いよ!」 「じゃあ寝ろよ」 「なっ…寝てるもん!」 「…嘘。星花のことはよく理解してるよ、俺」 「うっ…」 否定はできない。 だって、実際その通りだと思うし。 一応、幼馴染だし。 …私も、葉月のことはよく理解してると思うし。