あたしに笑顔をくれたのはあなたでした

それからはたくさん3人で恋バナをしたり、部活でかっこよかった~とか報告しあったりして何かと楽しい毎日だった。

もう、このままでもいいかもって思ってたあたしがいけなかったのかな?

部活を引退した後の放課後。

あたしは栞奈と紫穂と帰ろうと思って、二人の教室に行こうと思ったとき・・・

あたしは目の前で思い知らされた。

平沢と未來が一緒に帰ろうとしていた。

菊川未來(きくかわみらい)はこれまた同じバド部でと~っても可愛い女の子。

でもなんで・・・?

どういうことかわかんなくて、あたしはその場から動けなかった。

そこに栞奈と紫穂が来て、あたしは今見たことを言った。

紫穂はあわてふためいて

「ごめん、あたし昨日から知ってて・・・。でも、なかなか言い出せなかったの。ごめん・・・。こうなる前に言っておけばよかったよね。本当にごめん。」

話によると二人とも小学校のころからお互いに両想いだったらしい。

それで今もお互いに好きだって知ったらしく、平沢が告ったんだって。

「な~んだ。あたしがお邪魔虫だったんだね。二人には悪い事しちゃったな~。」

あたしはわざと明るい口調で言ってみた。

だって、明るくでもしとかないと全部崩れて泣きそうになっちゃうから。

その後紫穂の好きな人の話で二人は盛り上がっていた。

案外あたしのことにあっさりでちょっと残念だった。

でも紫穂も精一杯頑張ってるんだからしょうがないよねって思うことにした。

栞奈に「泣いてもいいんだよ」って言われたときは空を仰がなと涙があふれそうになった。

澄み渡った綺麗な空だった―――――。

家に帰ってからメールを見ると紫穂からの謝罪メールがきてた。

本当に自分を責めちゃってる・・・。

本当に大丈夫だよって返信を送った。

あたしみんなに迷惑ばっかりかけちゃってる。

あたしがどうにかしないと・・・。

それからしばらくは平沢と未來の顔をみるのがつらかった。

でもそれもしばらくしたらだんだん慣れてきて、もうあきらめるのにもちょうどいいかなって思えるようになった。


このことがあってからあたしはもう辛い想いをしたくなくて恋から逃げ続けた。