HINEKURE~十二神将の巻~

赤い真紅の瞳が下を向きながら言葉を選んでいるようだ。サタンが
「あれはワイらのジョーカーや。
いや、十三番目の悲しい願いや。」
陰が
「分かっている。まだいいだろう。」
その困っている様子を見せる陰を見てサタンが
「ほなら、いいわ。相変わらずやな~。闇神。あんさんは優しいな~。」
サタンと陰の辺りに風が吹き、花は揺れて優しい香りを飛ばし、鳥は夜空に羽ばたき、月にかかった雲は退いてキレイな満月が夜空に映える。
陰が
「……満月か。」
陰が紅い眼を満月に向ける。
「花は咲く
何のタメ??
鳥は飛ぶ、
どうして??
風は吹く
どこへ??
月は闇を照らす
何のタメ??」
サタンが
「それ教えたんかい??」
陰が
「まだだ。月を覚えていないからな。問題はアイツの方だ。」
サタンが
「そやな。その半分やな。で、どうするや??たぶんあの土地を奪いにくるで??龍脈ってことになっとるあの『封印の地』。」
陰が
「やはりか。」
サタンが
「あそこを奪われたら、困るで~。彩乃はなんとかなるとしても、十三番目はもう出れへんのか??」

「後一回ぐらいなら、それ以上だとどちらかが同じ魂のぶつかりに絶え切れず死ぬ。」