霞桜の言葉がいつもより真剣に
「前に会っただろう。Ⅰを司る神・神界『創造神・ゼウス』だ!!」
霞が
「ウソ!!だって前会った時はもう少し大人だった。目の前にいる子は小さすぎる。」
霞桜が
「バカ!!仮にも十二神将で1、2を争う強さの持ち主だぞ!!姿なんぞクソだ!!」
霞がしっかり構える!!が、目の前のゼウスはニコニコと刀をまったく意識していないみたいだ。
ゼウスが
「君を倒せば、あの子は早く覚醒してくれるかな??」
霞が悲しそうな顔を抑えながら
「………。私を殺しても無駄だと思うよ。」
ゼウスが
「でも、なんで??十三番目がそんな流派を創っただろう??」

(十三番目??これ安倍晴明じゃなくって、あの十三番目が創った!!)
ゼウスが笑顔で
「つまり、その流派に何か隠しているってことだね。僕たちの邪魔になるようなことが!!」
と言って、小さな右手を前に向ける。手から黄金に輝く光が発せられて、その光が一つの塊となり刀の形を成す。
「僕たちの計画に邪魔になる可能性はなるべくつぶしたいだ。」
と目の前から消えた。否、鋭い踏み込むで霞の懐に入ろうとした。
(ヤバい。)
霞の体では反応が間に合わなかった。
「消えて!!」