この如月学園に来てから一ヶ月経とうとしていた。




あの昼休みの時に見た男の子を探してはいるけど、見つからない日々が続いていた。





紫「有香、美来さん見た?」




美「いや。どうして?」




紫「あの人弁当忘れたらしい。で、届けに行かなきゃ行けないんだけど」





美「俺はパス。一人で行ってらっしゃい」





紫「えぇ〜、有香も行こうよ〜」





美「い、や、だ」





なんであんな奴の所に行かなきゃならないんだよ。