美『ねぇ、お爺ちゃん。』



三『ん?何かな、美由紀ちゃん。』



美『お父さんとお母さんに何かあったのかな?』



三『!!』



その時の祖父の顔が今でも覚えてる。



まるで、もしかしてと言うようなそんな顔を。




美『ねぇ、お爺ちゃん。私、怖いよ。」




三『どうしてかな?』




美『お父さんとお母さんがいなくなっちゃうよ。』




三『大丈夫だから。さ、遊ぼうか。』




祖父はそう言ったけど、私の中にある不安は増す一方だった。




その時・・・・



ピリリリ、ピリリリ



祖父の携帯が鳴った。