「あっ。いえ。なんでもありません。それじゃ」


「あっ!ちょっと待って‼」


ちっ。


なんなんだよ。


ふと視線を下に落とすと、あの女の物だと思われる手帳が落ちていた。



中をみてみると、




2-C 姫来 蘭華



と書かれて、写真が貼ってあった。