「なあ、吉田がお前のアドレス教えてほしいって」
「ふーん、別にいいよ?」

いつからなんだろう。
孝之があたしに冷たくなったのは。

「孝之のことで悩んでんの?
まあ、いつでも話聞くからさ!
元気だせよ!」
「ありがとう、吉田くん。
じゃあ今度話聞いてもらおうかな」


夜の公園で2人きり。
静かな公園にあたしの泣き声が響く。
「泣くなよ、頼むから」
「うぅっ、ごめん」

「全然連絡こないんだ、孝之くんから」
「なんかあいつさ、別れるみたいなこと言ってたんだけど」
「え?あたしと?」
「うん、、」
「なんだ、じゃああたし結局振られるんだ、ははっ」