<7>
ある日の放課後、春香は人気のない部屋に連れてこられていた。
春香にとってはそこがどこであろうと何も感じないため、気にならなかった。
ただ、その部屋には勇気もいた。
今度は勇気と春香二人だけが部屋にいた。
どうやらここは家庭科室と呼ばれる部屋のようだ。
春香はゆっくりと長テーブルが一定の間隔をあけ置かれ、その上に丸い腰掛椅子が置かれている光景を眺めた。
勇気と春香は、部屋の真ん中辺りで向かい合うように座っており、黙って見つめ合っている。
まさに異様な光景だった。
いじめる側といじめられる側が向かい合って黙っているのは。
それに、部屋の様子もそうだ。
部屋は全て黒いカーテンが引かれ、薄暗かった。
そしてドアには鍵が掛けられ、密室状態化となっていた。
ある日の放課後、春香は人気のない部屋に連れてこられていた。
春香にとってはそこがどこであろうと何も感じないため、気にならなかった。
ただ、その部屋には勇気もいた。
今度は勇気と春香二人だけが部屋にいた。
どうやらここは家庭科室と呼ばれる部屋のようだ。
春香はゆっくりと長テーブルが一定の間隔をあけ置かれ、その上に丸い腰掛椅子が置かれている光景を眺めた。
勇気と春香は、部屋の真ん中辺りで向かい合うように座っており、黙って見つめ合っている。
まさに異様な光景だった。
いじめる側といじめられる側が向かい合って黙っているのは。
それに、部屋の様子もそうだ。
部屋は全て黒いカーテンが引かれ、薄暗かった。
そしてドアには鍵が掛けられ、密室状態化となっていた。


