マー君(原作)

「そう、それでいい……」

マー君の指示で開いたのは、マー君ファンサイトの巨大掲示板だった。そこには、見るにも無残な光景が広がっていった。

どうやら「荒らし」にあったのだろう。

書き込みにはマー君を侮辱する文がびっしりと並べられている。

マー君死ね死ね死ね死ねなど、ファンの人が書き込んだ文が見えなくなるほど、連続で投稿されている。

それを見て桂子はどこか、マー君のさっきの話を思い出した。確かに、人は人を殺したいと思っているのかもしれない。

そう思っている自分に気づいたのは、マー君の次の言葉が出た時だ。

「これを見てごらん。僕がさっき説明した通りだ。こういう奴等は、自分のことしか考えない、害虫と同じだ。

わかるかい?

君らは現実では無知すぎる。他人のことを知らなすぎる。その結果、ネット上では人の感情が溢れ出ている。これを見てみろ。

死ね、殺す、キモイ、現実世界では他人に言えない感情、それがむき出しになる。顔が見えないから、名前がわからないから、こうして感情を表せる。

それが人間なんだよ。

これを見てもまだ人間が綺麗な生き物といえるかい?