<16>
携帯電話から流れる音楽に、教室の空気が変わる。桂子はすぐさま終電ボタンを押した。すると、喧しい音楽も止まった。
教室全体に脱力感が漂う。
まるで感動物のドラマのクライマックスに緊急ニュースが入ってきたかのような感覚だ。
桂子は爆発寸前の心臓を押さえつつ、冷や汗をかきながら操作を続けた。
「サイト検索ででてきたら、一番上のサイトを選んでみてくれ」
「マー君ファンサイト」と検索したら数え切れないほどの数がヒットした。
その一番上にあるマー君ファンサイトの項目をクリックする。
途端、画面が変わり、青い背景になる。
トップには赤文字ででかでかと「マー君は神」と書かれており、その下にファン語り場とある。声の指示で、その項目をクリックする。
その様子を教室にいる六十人以上がじっと見守る。
ノートパソコンを見入る六十人以上の人。
それを操作する自分。
こんな奇妙な光景は、今まで見たことがない。桂子は落ち着きを取り戻しつつ、賢明に操作を続けた。マー君の声がする度に、心拍数が上がる。
携帯電話から流れる音楽に、教室の空気が変わる。桂子はすぐさま終電ボタンを押した。すると、喧しい音楽も止まった。
教室全体に脱力感が漂う。
まるで感動物のドラマのクライマックスに緊急ニュースが入ってきたかのような感覚だ。
桂子は爆発寸前の心臓を押さえつつ、冷や汗をかきながら操作を続けた。
「サイト検索ででてきたら、一番上のサイトを選んでみてくれ」
「マー君ファンサイト」と検索したら数え切れないほどの数がヒットした。
その一番上にあるマー君ファンサイトの項目をクリックする。
途端、画面が変わり、青い背景になる。
トップには赤文字ででかでかと「マー君は神」と書かれており、その下にファン語り場とある。声の指示で、その項目をクリックする。
その様子を教室にいる六十人以上がじっと見守る。
ノートパソコンを見入る六十人以上の人。
それを操作する自分。
こんな奇妙な光景は、今まで見たことがない。桂子は落ち着きを取り戻しつつ、賢明に操作を続けた。マー君の声がする度に、心拍数が上がる。


