マー君(原作)

最新型の光沢を放つノートパソコンを机の上に上げる。パソコンには何やらコードがついている。そこで、また声が流れる。

ちゃんと時間を把握して録音されているようだ。

「君が持つ携帯電話をそのノートパソコンに繋いでくれないか? もちろんネットが使える携帯電話でだ。

その後、インターネットに接続し、こう検索してくれないかい?

マー君ファンサイト」

一度に一気に指示が飛んできたが、桂子は落ち着いて対処した。自分の携帯電話を取り出し、パソコンから伸びるコードに繋ぐ。

それから電源を入れ、インターネットに繋ぐ。そこまでは完璧だった。ただ、予想外なことがそこで起きた。

それは、パソコンに繋いだ携帯電話に電話が掛かってきたのだ。

ディスプレイに大きく、洋太の名前が表示される。教室に軽快な音楽が流れる。

その音楽はあまりにもこの緊迫した状況に合わない気がした。