マー君(原作)

吉沢が最後まで言い切る前に、甲高い警報が鳴り響いた。

その警報を聞いて、吉沢は表情を強張らせた。

「掃除が始まるな」

「それは――」

「言葉の通りだ」

洋太の言葉を遮り、吉沢は重い口調で告げた。

「警報が鳴った瞬間、掃除が始まる。軍がこの施設の消滅を行う。一時間以内にこの施設は吹っ飛ぶ。

上にある学校もろともな。

貴様の母校である道田小学校がな」

その意味ありげな言葉に、洋太はようやくここに連れて来られた理由がわかった気がした。