マー君(原作)

マー君が通路に溢れ返り凄いスピードでブタ太に迫る。しかし、ブタ太は逃げなかった。それどころか笑っていた。銃をマー君に向けながら。

「だからさ~、テメェラ! 俺に手間かけさせんじゃあねええぞ! ぶっ殺すぞ! おい」

その時には既に引き金を引いていた。目にも止まらぬスピードで、次々とマー君の仮面を打ち抜いていく。

仮面を壊されたマー君は悲鳴を上げ、両手で顔を押さえ苦しむ。そして倒れる。

マー君の唯一の弱点であり、死に至る急所である。だが、仮面を壊された者は二度と人間には戻れない。

仮面を剥がされただけなら、まだ大丈夫だが、破壊されたら--もう。

「それでも! 仕方ねーだろうが! テメェラが向かってくんだからな」

そう言いながら、また一歩後退する。

ジョーンの仮説だが、今は仕方がない。それしかマー君を止める方法はない。生き残るためにはこれしか方法がないのだ。

「ジョン、あんたを怨むぜ。俺にこんな苦痛を押し付けやがって」

マー君の勢いは止まらない。

ついにマー君の一人がブタ太に迫る。それを撃退しようと引き金を引くが--。

「ちっ、ミスったな」

ブタ太は笑いながら、左手で壁を殴った。その瞬間ブタ太の左手の壁にあった警報器のボタンが押された。