四年一組を通り過ぎ、二組の教室の前まで来た時、ふと桂子は視界に不可解な光景が入りこんだ気がした。嫌な予感がし、足を止め、二組の教室を見渡す。
教室では生徒達が各友達同士と固まって話したり、黒板に落書きしたり、カードゲームをしたりと、休み時間独特の雰囲気が漂っていた。
一見極普通の光景に見えたが、その中に目には見えない何か負のオーラが漂っていた。
桂子は忍び足で前のドアから教室に入り、その負のオーラの根元を探した。
教室はあいかわず騒がしかったが、教室に教師が入ってきたのに気づいた生徒達は、警戒するように桂子を見ていた。
桂子は教室の真ん中に集まる女子生徒達に目を留めた。
五人の生徒達が机を囲むようにして何かしている。
彼女たちは忍び寄る桂子に気づいていない様で、真剣に何かに取組んでいる。その様子から明らかに何か隠し事があるようだ。
桂子は話し声が聞こえるすぐ近くまで近寄って、彼女たちが囲んでいる物を見た。
それは――携帯電話だった。
その瞬間坂井が話していた言葉を思い出した。
マー君ごっこ。
教室では生徒達が各友達同士と固まって話したり、黒板に落書きしたり、カードゲームをしたりと、休み時間独特の雰囲気が漂っていた。
一見極普通の光景に見えたが、その中に目には見えない何か負のオーラが漂っていた。
桂子は忍び足で前のドアから教室に入り、その負のオーラの根元を探した。
教室はあいかわず騒がしかったが、教室に教師が入ってきたのに気づいた生徒達は、警戒するように桂子を見ていた。
桂子は教室の真ん中に集まる女子生徒達に目を留めた。
五人の生徒達が机を囲むようにして何かしている。
彼女たちは忍び寄る桂子に気づいていない様で、真剣に何かに取組んでいる。その様子から明らかに何か隠し事があるようだ。
桂子は話し声が聞こえるすぐ近くまで近寄って、彼女たちが囲んでいる物を見た。
それは――携帯電話だった。
その瞬間坂井が話していた言葉を思い出した。
マー君ごっこ。


