マー君(原作)

だが、いっこうに激痛は襲ってこない。もしかしたら、もう死んでいるのかもしれない。脳天を割られて。

しかし、やはり痛くない。母親は恐る恐る顔を上げた。そこには両手で仮面を押さえる修二の姿があった。

鎌は頭に刺さっていなかった。

カーペットの床に転がっていた。

「や、やめろ、やめろ! やめろおおおおー!」

修二は狂ったように叫んでいた。何やら苦しんでいるようにも思えた。

「母さんに手を、出すなあああああ! 僕は、僕はこんなこと、望んでいない!」

「し、修二」

母親は何が起きているかわからなかった。