「修ちゃ〜ん」
修二の部屋につくとノックもせず、ゆっくりとドアを開けた。どうやら明かりがついていないようで、中は薄暗くよく見えない。
「修ち−−」
母親は小声で修二を呼ぼうとした。が、その声は途中で途絶えた。いや、声が出せなかった。修二の部屋には誰かいた。修二ではない何者かが。
それは動いていた。
闇に交じる込むような姿。
人間よりはるかに大きい。
母親は目を開けたまま閉じれなかった。修二が−−息子がその白い仮面をつけた全身黒い、手足の長い生き物の前に立っていたのだ。その黒い生き物は鋭い爪が生えた手でもう一つ別な白い仮面を持ち、丁寧に修二の顔に押し当てていた。
母親は我に帰ると、無我夢中になって修二の名前を呼んで部屋に飛び込んだ。
が、部屋には誰もいなかった。暗い部屋にはあの黒い生き物はおろか修二の姿も見えなかった。ただ修二の机の前にある三角形の窓が開いており、そこから冷たい夜風が入り込んできていた。
「修−−ちゃん」
「よ、ん、だ?」
母親は背後から聞こえる声にぎょっとした。振り向くとドアの前に鎌を持つ白い仮面をつけた修二が立っていた。
修二の部屋につくとノックもせず、ゆっくりとドアを開けた。どうやら明かりがついていないようで、中は薄暗くよく見えない。
「修ち−−」
母親は小声で修二を呼ぼうとした。が、その声は途中で途絶えた。いや、声が出せなかった。修二の部屋には誰かいた。修二ではない何者かが。
それは動いていた。
闇に交じる込むような姿。
人間よりはるかに大きい。
母親は目を開けたまま閉じれなかった。修二が−−息子がその白い仮面をつけた全身黒い、手足の長い生き物の前に立っていたのだ。その黒い生き物は鋭い爪が生えた手でもう一つ別な白い仮面を持ち、丁寧に修二の顔に押し当てていた。
母親は我に帰ると、無我夢中になって修二の名前を呼んで部屋に飛び込んだ。
が、部屋には誰もいなかった。暗い部屋にはあの黒い生き物はおろか修二の姿も見えなかった。ただ修二の机の前にある三角形の窓が開いており、そこから冷たい夜風が入り込んできていた。
「修−−ちゃん」
「よ、ん、だ?」
母親は背後から聞こえる声にぎょっとした。振り向くとドアの前に鎌を持つ白い仮面をつけた修二が立っていた。


