「もし、雫を見つけても、もうそれは雫じゃあないかもしれない。
それに、もし、雫がネットの世界からこっちの世界に戻ることを拒否したら−−」
「今からマイナス思考はいきませんねぇ。あなたは私達のリーダーなんですからねぇ」
背後から声がして、雨はびくっと肩を震わせ後ろを振り向いた。一瞬亜理紗と思ったが違った。
そこには眼鏡を掛け、オールバックにした青年が立っていた。その堅実な表情に、眼鏡をいじる−−赤月光也が厳しい目つきで言う。
「リーダー例の物ですが、今日中には用意できるようです。あとは成幸さん次第ですねぇ。
ここまで来たら、我々にできることは待つことだけです。
リーダーは今の内に作戦の確認をお願いします。この男は別な者に見張らせますので」
「−−わかった。そうさせてもらうわ」
雨は重い腰を上げ、光也の後を追おうとした。が、その前に思い止まり、背中を向けている光也に尋ねた。
「光也、あんたは繋がりっていう物を信じる?」
それに、もし、雫がネットの世界からこっちの世界に戻ることを拒否したら−−」
「今からマイナス思考はいきませんねぇ。あなたは私達のリーダーなんですからねぇ」
背後から声がして、雨はびくっと肩を震わせ後ろを振り向いた。一瞬亜理紗と思ったが違った。
そこには眼鏡を掛け、オールバックにした青年が立っていた。その堅実な表情に、眼鏡をいじる−−赤月光也が厳しい目つきで言う。
「リーダー例の物ですが、今日中には用意できるようです。あとは成幸さん次第ですねぇ。
ここまで来たら、我々にできることは待つことだけです。
リーダーは今の内に作戦の確認をお願いします。この男は別な者に見張らせますので」
「−−わかった。そうさせてもらうわ」
雨は重い腰を上げ、光也の後を追おうとした。が、その前に思い止まり、背中を向けている光也に尋ねた。
「光也、あんたは繋がりっていう物を信じる?」


