マー君(原作)

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「やめろおおおおおおおおお!」

成幸は勢いよく起き上がった。その拍子に、目の前に誰かが視界に入った。

「ハァッ、ハァ」

全身に脂汗をかき、息をするのがきつい。気づけばベッドの上にいた。そして、すぐ隣に若い女性が椅子に座っていた。

始め何が起きたのかわからなかったが、徐々に意識がはっきりしてくる。

「ここは……」

息を整えながら、隣にいる女に聞く。彼女は長い黒髪を垂らし、白い顔でじっとこっちを見ている。着ている服は紺色の制服だった。

どうやら女子高生らしい。それとも中学生か? 最近の女性は見ただけでは年齢が解りにくい。

「……」

彼女は無言で持っていたバスタオルをよこした。

「あ、りがとう」

成幸はそれを受け取り、ぐしょぐしょに濡れた顔を拭いた。

生き返った気がした。

さっきまでまるで地獄にいたような気がした。