マー君(原作)

『マー君の恰好した奴らが暴れてな、怪我人も出たそうだ。皆誰かを追っていたみたいだが−−。まだなんとも』

「マー君の恰好? 仮面をつけて鎌を持った?」

『そうらしい。いきなり人込みの中でな。五、六人が仮面をつけていたそうだ。

今までこんなに派手に暴れたことがなかったが、マー君にも何か都合ができたのだろう。

何か早急に事を起こさせる何かが−−』

早急に事を起こさせる何か−−。

それに上田良一も関係しているのか?

突然消えた良一。更に動きを大きく見せたマー君。そして、ウチの記事−−。

『と、とにかく、一度こっちに戻ってこい。日も直に暮れる。一度体制を立て直したほうがいい。

あまりにも多くのことが起こったからな』

「その前に−−」

洋太は信号が青に変わると同時に車を前進させた。