マー君(原作)

だから思い出したよ。俺がいつか、パソコンで鍵、キーって検索したのを。

その時キーって打ち込んで検索しようとした時、何故かキーがギリシャ字でXって出てきたから、わかった。

これが鍵だって」

「ふーん、それでキラーがXってね。彼もXだしね。十分怪しいし、彼が鍵(キー)=Xって考え方もあったわけね。

それとも時計を渡されたから?」

「どっちもさ。でも、俺はゲームに勝った。お前にもな」

そこまで言うと、KPSはクスクス笑った。

何が可笑しいのか、桐原は顔をしかめた。

すると、KPSが高笑いした。

「ヒャッハハハハハ! 最高ね。兄弟愛は。祐の願いを叶えたいと君はずっと思ってきた。

弟のために鍵を探さないと。彼の宝物を開け、彼の無念を晴らすために。そして、君はいつしかここに辿りついた。まさに傑作だね。
でもねー」

笑うのをやめると、KPSはどこかへと歩きだした。

桐原は体を起こし、彼女を追おうとしたが、その時には彼女の姿は煙のように消えていた。