マー君(原作)

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だが、それは顔ではなかった。

仮面だった。

白い仮面に血がべっとりとついた仮面は、壊れかけたピエロそのものだった。

そいつは仮面をしたまま話しかけてきた。

「おめでとう、君は見事鍵を見つけ、脱出することに成功した」

やはり聞いたことがある声だ。

だが、まだ意識がはっきりしないせいで、誰のものかうまく思い出せない。

仮面の人物は構わず話し続ける。

「まさか、あの状況から脱出できるとはね。君以外の奴は鍵を見つけられず、溺れ死んだよ。

でも、僕はあの中で、君ならこのゲームをクリアできるんじゃあないかと思ってたけどね」

そうか、こいつは――。

でも、まさか――。

桐原は、仮面の人物の正体がわかった。

が、まだ喋れない。

「そういえば、まだ自己紹介がまだまだね。僕はキラーであり、このゲームの主催者・マー君信者1557番だ。

皆は僕のことをネット上の殺人鬼と言うけど」

マー君信者1557番? 

審判とは違う奴か?