マー君(原作)

「あなたはどうなんですか? 俺から見たら、あなたがキラーに見えますよ。こうやって、俺達のグループを揺さぶって混乱させようとしているじゃあないですか!

あなたはさっき言いましたよね、キラーは皆を混乱させてくると。なら」

つい頭に血が上り、達也を指差した。

「あなたがキラーだ! そうだろ?」

桐原の声が空間に響いた。

その声はあまりにも高く、響いた。

しばらく沈黙が続いたが、次の瞬間周りから水が跳ねる音が聞こえてきた。

皆何事かと周りを見回すと、周りから五、六人の男女が現れた。

彼らはさっきの桐原の声を聞いたようだ。

皆桐原達の方へ向かってくる。

桐原は混乱し、どうすればいいかわからなかったが、その間にも皆近づいてくる。

「いったい、これは……」

Xがうろたえていると、KPSが声を上げた。

「皆集まってくれたんだ」

桐原もこの時、実感した。

そして安心した。

しかし、それもつかの間、達也が耳元でささやいてきた。

「覚えてろよ、この……クソガキがっ」

そう言うと、近づいてくる参加者達に声をかけ、駆け寄っていった。