KPSは桐原の考えを察したように、頷いて言った。
「私もよ。あなたがここに来たように、私もサイトにアクセスしたら、ここに来たの。だから、ついHNを出したのよ。
それに、キラーが誰かわからない以上自分の情報は最低限教えないようにしてるの。
裏切り者は何をしてでも私達の邪魔をしてくるんだとしたら……情報は命よ」
桐原は、この時また重要なことに気づいた。
このゲームこんな暗い中でどうやって鍵を探すのかと思ったが、鍵は見えるものとは限らない。
もしかしたら……情報が。
その情報を駆使して鍵を探すとしたら……。
だとしたら、俺のしたことは――。
ただ情報を漏らしただけだ。
その情報が命取りになるのかもしれない。
そう思うと、桐原はたかが本名でも口にしたことを後悔した。
しかし、もう取り消すことなどできるはずもなかった。
そうこのゲームは「情報」が鍵なのだ。
目に見えるものが全てとは限らない。
だから、ここには明かりがないのかもしれない。
「私もよ。あなたがここに来たように、私もサイトにアクセスしたら、ここに来たの。だから、ついHNを出したのよ。
それに、キラーが誰かわからない以上自分の情報は最低限教えないようにしてるの。
裏切り者は何をしてでも私達の邪魔をしてくるんだとしたら……情報は命よ」
桐原は、この時また重要なことに気づいた。
このゲームこんな暗い中でどうやって鍵を探すのかと思ったが、鍵は見えるものとは限らない。
もしかしたら……情報が。
その情報を駆使して鍵を探すとしたら……。
だとしたら、俺のしたことは――。
ただ情報を漏らしただけだ。
その情報が命取りになるのかもしれない。
そう思うと、桐原はたかが本名でも口にしたことを後悔した。
しかし、もう取り消すことなどできるはずもなかった。
そうこのゲームは「情報」が鍵なのだ。
目に見えるものが全てとは限らない。
だから、ここには明かりがないのかもしれない。


