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アツシ> マー君?
AI> 俺も知らねぇ、そんな話しあったっけ?
広美> でも、聞いたことあるかも。
志保が知っている?
良一は少し驚いた。
このパソコンオタクの俺ですら聞いたことがない話を、志保が知っているとは……。
もしや。
はっとある考えが浮かんだ。
「志保もパソコンオタクなのか、俺以上に」
そんな馬鹿な考えを自分に納得させていると、バッハがマー君について話し出した。
バッハ> マー君ってね、最近はやりだしたネット伝説ってあるじゃん。
ネットをやってると、急に不可解な出来事が起きて、そのままネットの世界に連れて行かれるって話。
その中心人物なんだけど、その伝説の一つにこうしてチャットやってると、現れるんだって。彼がね。
暗証番号もわからないのに、無理矢理入ってこれて。
AI> はん? それが恐い話? つまんねぇな。
良一はたまらず、打ち込んだ。
アツシ> AI、口に気を付けろ。今バッハさんが話してんだぞ。
AI> はいはい。
「こいつ……」
良一はAIの文字を目が飛び出すほど強く睨んだ。
なんでこんな奴までここにいるんだ?
ったく、最悪だ! 俺は――。
と、広美の文字が現れた。
広美> 二人とも止めて、喧嘩しないで。
アツシ> マー君?
AI> 俺も知らねぇ、そんな話しあったっけ?
広美> でも、聞いたことあるかも。
志保が知っている?
良一は少し驚いた。
このパソコンオタクの俺ですら聞いたことがない話を、志保が知っているとは……。
もしや。
はっとある考えが浮かんだ。
「志保もパソコンオタクなのか、俺以上に」
そんな馬鹿な考えを自分に納得させていると、バッハがマー君について話し出した。
バッハ> マー君ってね、最近はやりだしたネット伝説ってあるじゃん。
ネットをやってると、急に不可解な出来事が起きて、そのままネットの世界に連れて行かれるって話。
その中心人物なんだけど、その伝説の一つにこうしてチャットやってると、現れるんだって。彼がね。
暗証番号もわからないのに、無理矢理入ってこれて。
AI> はん? それが恐い話? つまんねぇな。
良一はたまらず、打ち込んだ。
アツシ> AI、口に気を付けろ。今バッハさんが話してんだぞ。
AI> はいはい。
「こいつ……」
良一はAIの文字を目が飛び出すほど強く睨んだ。
なんでこんな奴までここにいるんだ?
ったく、最悪だ! 俺は――。
と、広美の文字が現れた。
広美> 二人とも止めて、喧嘩しないで。


