案内人さんside 僕はただの人形。 ご主人様の命令で動く人形。 だから、恋なんてしない。 ・・・・はずだった。 ただの人形なのに。 僕は、猫原伶に恋をしていた。 初めて会ったとき彼女への感情はなかった。 すぐはしゃいで、よく笑って・・・・の意味が分からなかった。 でも、ご主人様の命令は絶対だったから僕は彼女にできるだけ会わせた。 しばらくして僕は少しずつ感情を持つようになった。