「いや、おかしい・・・・何で憶えてない?おかしい・・・・ッッ!・・・・まさか!いや、その有り得ない・・・・でも、そうとしか・・・・伶!」
「は、はいいいいいい!?」
いきなり呼ばれたのでビクッた。
「あんたまさか・・・・二重人格?」
「に、二重人格?・・・・もしかして・・・・『彼』のこと?」
「あ、有り得ない・・・・感情を持っただけでなく
・・・・邪魔までするとは・・・・人形のくせに!」
な、何で怒ってんだろう・・・・分からないなぁ。
てか、私殺されるのに、何でこんなに落ち着いてんだろ。・・・・分からないなぁ・・・・。なぁんにも・・・・。
『僕に変わってよ。君が傷つかないように守ってあげるから・・・・・・・・』
どこからか声が聞こえた。


